猫のミーシオの闘病記

10歳の後半から13歳後半までの、悪性リンパ腫や線維肉腫等の闘病記をまとめました。
これから猫を家族に迎えようと考えている方達に、参考になれば幸いです。


2014/01/25(土)

数日前に、お腹にでべそのような、できものがあるのに気が付いた。
様子を見ていたが、日ごとに大きくなってきているようだったので、動物病院で診てもらうことにした。
獣医によると、表面の組織を検査した感じでは異常がないように思えるが、奥のほうに異常があった場合、放置すると危険な可能性もあるので、一応、手術で切除してもらうことにした。


2014/01/30(木)

できものの切除の手術を実施。そのまま入院した。


2014/01/31(金)

退院。
切除したできものを、外部へ病理検査にだしたところ、数日後、線維肉腫だと判明。
切除していなければ、手遅れになっていたかもしれないそうだ。


2014/02

線維肉腫は転移リスクが高いため、手術直後は週一程で経過観察で通院。

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2014/03~2014/10

前半は月一くらいで経過観察で通院。
後半は2ヶ月に一回程度で経過観察で通院。
問題なさそうなので通院も一旦終了することとなった。


2015/03

予防ワクチンのため通院。


2015/12/05(土)

数日前に、顎の下、喉のあたりに、できものができているのに気がついた。
日ごとに大きくなってきているようだったので、久しぶりに病院へ行くことにした
レントゲンやエコーでもはっきりとした原因が判らず、ただこのまま放っておくと、年を越せないと診断されたため、切除のための手術をお願いする。
また咽頭部の手術は危険を伴うこと、入院日数も必要であることの説明を受ける。


2015/12/08(火)

手術のため入院した。


2015/12/11(金)

退院した。
切除した細胞を後日、病理検査へ出した結果、悪性リンパ腫であった。かなり危険な手術であった旨の報告があった。
…我が家に迎えてから今回の手術の前まで、週に1・2度は定期的に吐いていたのだが、猫は毛玉を吐くのが普通だと思っていたので、気にしていなかった。
だが、この手術以降、ほとんど吐かなくなった。
特にリンパ腫の手術を受ける1ヶ月ほど前は、胆汁(黄色い液体)を毎朝嘔吐し、猫自身も大変辛そうであった。

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2015/12~2016/03

抗がん剤投与や経過観察のため、週一くらいで通院を続ける。
転移が見られないので、週に1回だった抗がん剤投与が10日に一度、のちに14日に一度で経過を観察する。


2016/04

この頃から徐々にではあるものの、腎臓の数値が悪くなっていたため、腎臓に負担のかからない食事(ロイヤルカナン製『腎臓サポート』)を開始する。
猫にとってこの食事はあまり美味しくないらしく、他のフードと混ぜて騙し騙し食べさせている感じだった。


2016/05

週一くらいで通院を続ける。


2016/06

定期診断のため来院した際、頻尿であること、また尿が臭うことを伝えたところ、エコーを受ける。
診断の結果、膀胱結石であり、その結石が原因で膀胱炎を併発していることが判明。
尿を採取し、改めて診断を受けた結果、ストルバイト性の結石であった。
食事療法が効果的であるため、フードをオルファクトリーへ切り替える。
抗生物質を投与したことで膀胱炎はすぐに治り、結石も徐々に小さくなっていった。
この頃から猫が鳴き声(お喋り)を出さなくなった。
獣医師に聞いたところ「特段原因はないと思う」とのことだったが、後に体調が優れず、それが原因で鳴き声を出さなくなっていたことがわかる。


2016/07

結石の経過観察で通院。
血液検査の結果、徐々にではあるが腎臓の数値が悪くなっていることが判明し、食事をオルファクトリーから腎臓サポートへ戻しウロアクト(結石用サプリメント)が処方された(オルファクトリーを辞めたことで膀胱結石の治療ができなくなったため)。
前述のとおり猫はあまり腎臓サポートがあまり好きではなかったので、給餌時にテンション下がり気味だった。
同時に「皮下点滴」を開始する。
初めは訪院し獣医師にお願いしていたが、猫の負担を考慮し、自宅でできるよう指導を受ける。
7月23日・25日皮下点滴教習。27日より3日に一度のペースでの自宅点滴を始める。


2016/08/04

定期検診の際、ほとんど食事もとらず押し入れに引きこもっていることを伝えたところ、食欲増進する注射が処方された。
また脱水症状が見られたため、その日は夕方まで猫を預け、静脈点滴をしてもらう。
病院へ行くまではげっそりしていた猫が、迎えに行くとふっくら元気そうだったので、一度は安堵する。


2016/08/10

数日様子を見ていたが、一向に食欲が改善されないため、急遽病院へ連れて行く。
レントゲン、エコーの結果、左右の腎臓にリンパ腫らしきものが散見される。
副作用があることを承認した上で、ステロイド投与を開始する。


2016/08/12

2日前に投与した抗がん剤の効果を確認するため訪院。
エコー診断の結果、腎臓の腫れが収まりステロイドが効果的であると判断され、以後7日から10日の間隔で投薬を開始する。
食事につき、まずは減ってしまった体重を基に戻すため、(腎臓食ではなく)猫の好きなフードを与えることを許可され、徐々に食欲を取り戻し元気になり、鳴き声(お喋り)も出すようになった。


2016/09~2016/10

抗がん剤投与のため、10日に一度のペースで訪院。
その結果、右の腎臓はほぼ元の大きさに戻り、左の腎臓の腫れも少しづつ小さくなっていった。
ただ副作用からか、なかなか体重が増えなかった(元に戻らなかった)。
また10月中旬頃より貧血が進行しているとのことで、造血剤を投与された。

…この頃、どんどん痩せていき、毛で覆われていても、肋骨が浮き出てきているのがわかるようになった。
触った時や、見た目にも、骨と皮だけになっていくのが分かる。
自分の意志で食べさせた方がいいのだが、10月の終盤は自分では全く食べなくなったので、見かねてシリンジで食べさせるようにした。
4キロ程ほどあった体重も2.6キロ程に減ってしまった。身長は大きい方だと思うので、2.6キロだと少なすぎると思う。
しかし毛並みはよかったため、それ程ひどい様相ではなかった。


2016/10/29

いつもどおり抗がん剤投与のため訪院したところ、腎臓の数値が悪く、投与できないといわれる。
代わりに静脈点滴で様子を見る。また自宅での皮下点滴を今後は毎日行うよう指導される。


2016/11/05(土)

自宅での皮下点滴が効果を見せた様で、腎臓数値は多少改善しているとのことだった。
ただ貧血がかなり進行していたため、抗がん剤ではなく急きょ貧血のための処置をした。
また貧血予防の注射のため、以後毎日通院することとなる。
一方、数日前より排便がないことを伝えるも、触診でまだ便が溜まっていないようだと言われる。


2016/11/07(月)

貧血予防の注射のため通院。


2016/11/08(火)

貧血予防の注射のため通院。
その朝、失禁したことを伝えると、急遽血液検査をすることとなる。
その結果、注射の効果はまだあまり出ていないが、反応までに時間を要することもある為、このまま続けて様子を見るよう言われる。
またおしっこの際、辛そうにすることもあると伝えると、触診されどうやら左の腎臓が腫れているようだと言われる(エコー画面にて状況を確認するか尋ねられた際、獣医師より『おそらく画面で見るとショックかと思いますが…』と言われ、猫の状況が深刻であることがわかる)。


2016/11/09(水)

貧血予防の注射のため通院。

昨日まで、自宅でおもらししたことはなかった。
数ヶ月前から、病院の往復時に、キャリーケースの中でおもらしをすることが多くなったので、移動時のみオムツをするようにしていた。
この後から、家でも徐々にオムツをするようになった。
自分でトイレに行くのを見かけた時は、すぐにはずすしてあげるようにしていた。

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2016/11/10(木) 最後の通院

朝4時頃、右回りでクルクル歩いているのに気がつく。
膝の上に載せるとぐったりして動かなくなったのだが、数分後に覚醒して、その後は大丈夫そうには見える。
本日の通院時、尿毒症が末期だと発覚。
ここ数日は毎日通院していたが、通院は今日で終わり、今夜は暖房等で部屋を暖かくして猫を冷やさないようにして、一緒に過ごしてあげてくださいと指示を受ける。
毎日飲ませていたお薬も、今日からは飲ませなくても大丈夫。点滴は引き続き、毎日200ml程入れることとする。
ご飯と水もあげなくてもいいが、もし欲しそうで、飼い主さんの判断であげてもいい。そのかわり、吐いたらすぐに連絡くださいとのこと。

2・3日前から水は飲まなくなっていて、食事は10日程前から自分からは欲しがらないので、シリンジで食べさせるようにしていたが、1週間程前からウンチをせず、もう消化はできていず苦しませるだけかと思い、強制給餌もやめることにした。
一応、好物のオヤツを口に近づけたりしたのが、気持ち悪そうにするだけだった。

今夜は、いつもの寝室ではなく、床暖房がある部屋に布団を持ってきてみんなで一緒に寝ることにした。
しかし猫はこれから30時間程、ほとんど睡眠を取らず、家中を歩き回っていた。


2016/11/11(金)

今日は会社を休み、一緒に過ごすことにする。
猫は昨日から徘徊しているのだが、歩き方がぎこちなく、歩く速度も遅くなってきた。
何度か寝かしつけようと試みて、ようやく布団の中で寝てくれた。

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2016/11/12(土)

朝4時頃、布団の中を確認すると、ぐったりしている。前回、点滴を入れてから6時間ほどしかたっていないのだが、急遽点滴をすることした。
以降は6時間ごとに点滴を70ml程するようになった。
日中には、まっすぐ歩けなくなった。右折しかできないみたい。何度も右回転を繰り返しながら、目的地まで移動するようになった。
いつもどおり猫が大好きなマッサージをしていたところ、左の腎臓付近に堅く大きな(Sサイズの卵くらいの大きさ)しこりがあることがわかる。
右の腎臓付近にはそのようなしこりはないため、いよいよだと覚悟する。

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2016/11/13(日)

1メートル進むのに1分ほどかかるようになった。歩く時もよろめいて倒れそうになることが多くなる。


2016/11/14(月) 本日はスーパームーン

20時頃、布団で寝ている猫が、突然ヨロヨロと起き上がろうとする。いつもと違う鳴き方(苦しそうな鳴き声?)をしていた。
妻が駆け寄り膝に乗せて、楽な姿勢にしてあげ、その間、夫が皮下点滴の準備を進める。
点滴の針を刺そうとした頃、猫が急に苦しそうに両前足で人間のように頭を抱える。
その後、背伸びをする様に背筋を伸ばし両腕・両脚を真っ直ぐに伸ばす。
すぐに体制は元に戻ったが、目を見開き口が半開きになっていた。
よく覚えていないが咳き込み?痙攣?過呼吸?の様な症状が続いていた気がする。

①いきなり目を見開いた状態で動かなくなる。呼吸も止まっているように見える。
声を掛け続け、頭や体をさすっていると、20~30秒後に覚醒して咳き込む。

②しかし再び20~30秒後に①の状態になる。

その後、5回程①②を繰り返す。①②を繰り返している間、ピンク色の肉球がみるみる白くなっていくのがわかる。
動かなくなったが、今なら点滴の針を挿せるので、まだ覚醒の可能性もあるかと思い、点滴を再開した。
点滴終了後、声を掛け続け、頭や体をさすり続ける。
肉球がさらに白くなっていく。
数分後、心臓の鼓動を確認したが、動いていないように思える。
さらに数分待ったが、覚醒しなかった。


補足
・亡くなる2時間程前にオムツを確認した時は、オシッコはしていなかった。後でオムツを確認すると、オシッコをしていた。発作中にしたのがどうかは不明。
・発作時に、吐血・嘔吐はなかった。


2016/11/19(土)

訪院し、猫を無事に見送った報告と今までのお礼を済ませる。
猫の場合、リンパ腫発症後、短期間で命を落とす子もいる中、我猫は本当に良く頑張ったとのことだった。誇らしかった。